精巣がんにはこんな症状があります
精巣がんの症状で最も多いのが、痛みを伴わない精巣の腫れです。
痛みを伴わないため、よほど注意していない限り、腫瘍の小さな段階に自分で発見することは難しくなります。
まれに痛みを感じるケースもあるようですが、ほとんどの場合は腫瘍がかなり大きくなってもまったく痛みを感じないという特徴があります。
腫瘍がさらに大きくなると、やがて鈍い痛みを感じるようになります。
精巣にしこりができるがん以外の病気には、精巣上体(副睾丸)炎や精巣軸捻転などの病気も考えられますが、これらの病気の場合は通常痛みや発熱といった症状を伴うため、精巣がんと区別して判断することができます。
そのほかの症状としては、下腹部に鈍痛や重圧感を感じることがあげられます。
がんはさらに進行すると、リンパ液にのって大動静脈の周りのリンパ節にまで転移します。
この場合、みぞおちのあたりの心窩部に大きなしこりのようなものを感じたりすることがあります。
また、このしこりが原因で腰痛の症状があらわれる場合もあります。
さらに進行すると、がんは上方へと広がり、頚部のリンパ節にまで転移が広がります。
転移では肺への転移が最も多く、そのほかの部分では脳、肝臓、骨などへの転移がみられます。
転移が肺におこると、息切れが多くなったり、呼吸困難といった症状があらわれたりします。
また、咳や血痰がでることもあります。
このように転移が広がることで、転移した部位によって、呼吸困難、首のリンパ節の腫れ、腰痛、体重減少といった症状があらわれます。