網膜芽細胞腫にはこんな症状があります
網膜芽細胞腫は眼球内の網膜に発生する悪性腫瘍です。
網膜芽細胞腫はその大部分が乳幼児に見られるがんです。
主な症状としては、がんの進行度によって異なってきます。
まず、腫瘍の大きさがある程度まで大きくなると、白色瞳孔がみられます。
これは、昼間は瞳が白く見え、夜になると猫の目のように光ってみえる症状です。
眼球の向きがあっていない状態の斜視の状態になることもあります。
網膜芽細胞腫のうち約3分の2はどちらか片方の目だけにできます。
腫瘍ができたほうの目に斜視が見られることにより症状に気づくことがあります。
白色瞳孔や斜視は目立ちやすい症状のため、すぐに気づきやすい症状です。
視力障害や結膜充血、角膜異常といった症状があらわれることもあります。
進行がすすむと、緑内障の症状があらわれます。
これは、腫瘍がさらに大きくなり増殖を繰り返し、そのために眼圧が上昇することにより起こります。
さらに進行がすすむと、腫瘍はますます大きくなり、水晶体だけではなく虹彩などにも腫瘍が広がります。
腫瘍が眼球壁を破ってしまい、眼球を入れる頭蓋骨の部分の眼窩にまで広がっていきます。
網膜芽細胞腫は、腫瘍が視神経を通って脳などに転移しやすくなります。
腫瘍が脳、肝臓、肺など、全身に転移してしまうと、頭痛、食欲不振、嘔吐などの症状があらわれます。