鼻腔がん・副鼻腔がんにはこんな症状があります
鼻腔にできるがんを鼻腔がんといい、副鼻腔にできるがんを副鼻腔がんといいます。
鼻腔は呼吸するための空気の出入り口となる部分で、いわゆる鼻の穴のことです。
副鼻腔は鼻腔に通じる左右四対の空洞のことをいいます。
空洞は粘膜で覆われており、この粘膜にがんが発生します。
空洞ごとに、上顎洞がん、飾骨洞がん、前頭洞がん、蝶形骨洞がんとに分けられます。
このうち、最も多く発生するのは上顎洞がんで、眼窩の下あたりにある空洞にできるがんです。
鼻腔がん・副鼻腔がんは、初期の段階ではほとんど自覚症状がないのが特徴です。
まれにですが、血の混じった鼻水に様なものが出るといった症状があらわれる場合もあります。
がんが進行してくると、周囲の組織が圧迫されることでさまざまな症状が起こります。
まず、鼻づまり、鼻水、鼻出血といった症状があげられます。
また、悪臭のある鼻汁が出たり、涙が出やすくなったりといった症状が出ることもあります。
これらの症状は蓄膿症の症状とよく似ているため、発見が遅れてしまう原因となることもあります。
鼻腔がん・副鼻腔がんと蓄膿症との違いは、これらの症状が鼻腔がん・副鼻腔がんの場合は一側性であらわれるという点です。
つまり、鼻水や鼻づまりの症状でも片方の鼻だけに生じるのが鼻腔がん・副鼻腔がんの特徴です。
さらにがんが進行すると、眼が突出したり、物が二重に見えたりといった症状があらわれることがあります。
これは眼球の周囲の骨ががんにより破壊されたことにより生じます。
またがんが歯、あご、口腔内にまで浸潤すると、歯痛、歯茎の腫れ、上あごの腫れといった症状が出てきます。
顔や頬が腫れたり、痛みを感じたりすることもあります。
これらの症状があらわれたら、がんはすでにかなり進行していると思われます。
これらのがんの症状は、がんのできた場所によっても異なってきます。