十二指腸がん(症状)

十二指腸がんにはこんな症状があります

小腸は3つの部分に分けられ、それぞれ十二指腸、空腸、回腸からなっています。
このうち、小腸の十二指腸にできるがんのことを一般に十二指腸がんといいます。
小腸にできるがんのうち、この十二指腸にできるがんが圧倒的に多くなります。

十二指腸がんはがんの発生する部位によりその症状も異なってきます。
十二指腸がんの中でも乳頭部にできる乳頭部がんは、他の部位にできるがんと比べて症状も異なってくるため、十二指腸がんとは別に考えられることもあります。

十二指腸がんは、初期の段階ではこれといった症状があらわれません。
進行が進んでくると、いろいろな症状があらわれてきますが、どの症状も十二指腸がんに特有の症状というわけではありません。

十二指腸は、体の栄養分を吸収する働きをしています。
そのため、十二指腸が機能しなくなると、栄養素が消化吸収されにくくるという障害がおこります。

十二指腸がんの主な症状としては、腹部の痛み、腹満感、吐き気、悪心・嘔吐、下痢などがあげられます。
また、がん細胞が出血することにより、出血や貧血が起こったり、栄養分が体にうまく吸収されないことにより体重が減少したりといった症状があらわれてきます。
十二指腸がんは、大きな腫瘤を作ることが多く、腹部腫瘤としてあらわれることも多くなります。

十二指腸乳頭部にできる乳頭部がんの症状は、比較的早期の段階であらわれます。
症状としては、胆汁の出口を塞いでしまうことでおこる閉塞性の黄疸があらわれます。
乳頭部がんでは、黄疸以外の症状はあらわれにくくなりますが、胆管炎や膵炎を伴うと、腹痛や発熱といった症状があらわれることがあります。
また、下血や貧血といった症状があらわれることがあります。