骨腫瘍にはこんな症状があります
骨腫瘍の一般的な症状としては、腫瘍の発生した部位の骨の痛み、腫れ、運動障害などがあります。
骨腫瘍の症状は、腫瘍のできた部位や腫瘍の種類によっても異なってきます。
悪性骨腫瘍の中で最も多い骨肉腫の初期の症状としては、疼痛があります。
これは、歩いたり走ったり、あるいは、跳んだりはねたりすると、膝の関節が痛む症状です。
また、ボールを投げた後に、肩の関節が痛むこともあります。
これらの症状は、安静にしているとおさまります。
そのため、運動のしすぎによる痛みだと勘違いしがちです。
しかし、そのままほおっておくと、痛みはさらにひどくなります。
そのうち、安静にしているときや寝ているときにも痛みを感じるようになったり、赤くなって患部が腫れてきます。
さらに進行すると、関節の動きが悪くなるといった症状もあらわれてきます。
骨肉腫についで頻度の高い軟骨肉腫の場合は、腫瘍がゆっくりと大きくなるため、痛みのような症状があらわれません。
硬い腫瘤のようなものが患部にできているのを発見してから気づくというケースも多くなります。
腫瘍の痛みのほかには、病的骨折が見られます。
これは、腫瘍のために骨がもろくなり、ちょっとした力でも骨折をしたり、あるいは何も力を加えないのに骨折したりといった症状です。
病的骨折は、腫瘍そのものの痛みが生じる前におこることがあります。
また、腫瘍が脊椎に生じた場合は、腫瘍が脊椎神経を圧迫するため、手足の痺れや麻痺といった症状があらわれることもあります。
他のがんの転移による転移性の骨腫瘍の症状としては、骨に転移した腫瘍がまだ小さいうちは痛みなどの症状はありません。
骨に転移した腫瘍が大きくなってくると、ちょっとしたことで骨折する病的骨折などの症状がおこります。
腫瘍が脊髄に転移すると、腰痛や背中の痛みを感じたりします。
さらに腫瘍が大きくなると、脊髄を圧迫し、手足の痺れや麻痺が起こります。
また、圧迫骨折を起こしたりすることもあります。